昔と今じゃ全く違う ”建築業界” での働き方

厳しいイメージがある建築業界ですが、ササキ総建ではどんな教育をしていますか?

ひと昔前の建築業界だと、『仕事は見て覚える』という形で教育されてました。当時は仕事を細かく指導せず先輩の仕事を見て覚えるように言われてきました。

ですが、時代が進むとともに教育方法にも変化が訪れました。現在は働く上で必要な基礎知識や技術を丁寧に教えていますし、危険についてもしっかり教えています。キャリアプランも用意しているため、目標に向け成長できると思います。

このように基本は教えていますが、基本的な技術をきちんと守りながらも、自分なりのやり方技術の向上は常に考え行動してもらいたいと思います。

現場において一番大切なのは安全です。危険が付いて回る仕事なので、必ず作業前にKY(危険予知)活動を行っています!KY活動とは、その日の現場で気を付けなければいけない危険な場所・危険な行動を共有し、その危険に対してどう対処するかみんなで確認し安全第一で作業することです。

知識や経験がない新入社員にはどのように仕事を教えていますか?

実際に現場で作業しないと、現場の流れや使う道具、材料の名前やそれをいつ何の作業で使うのかなどを、なかなか覚えることができません。まずは現場に出て、先輩職人と作業を一通り経験しましょう。先輩職人と一緒に汗を流しながら働くことでいろいろな経験が身に付きその後の仕事に活かすことができます。

現場作業の経験から学んだことを活かし、図面の見方を学び、現場と図面を照らし合わせて不具合がないか、図面の通りに掘削をしたら土をどのくらいの量搬出しないといけないかなど、図面を見て理解できるようになりましょう。

いずれは、図面から必要な材料(砕石やコンクリート・アンカー等)の数量を計算し、発注する仕事もお任せします。人それぞれですが、入社後2~3年ほどでここまでできるようになりますよ!

ここで、基礎工事の作業の流れをご紹介!

家と地面を繋ぐ重要な役割を担っている基礎工事です。
そんな基礎工事の作業の流れをご説明します!

①遣り方(やりかた)
遣り方とは、基礎工事に先立って柱や壁などに中心線や水平線を設定するための工程です。
必要な場所に杭などを打って作る仮設物のことです。
建築物の高さ・水平・位置の基準を出すために重要とされています。
「丁張り」と呼ばれることもあります。

②掘削工事
基礎の既定深度まで土を掘削します。
パワーショベル等の重機を使用して作業を行います。

③砕石地業・転圧
掘削した所に砕石を敷き、その後、転圧機で転圧し地面を締め固めます。

④ステコンクリート
掘削し砕石を敷いた上にステコンクリートを打設します。コンクリートが乾いた後に図面通りに基礎の位置を墨出ししていきます。
ステコンクリートは基礎の強度とは関係ありませんが、この墨出しにより鉄筋や型枠の設置場所が決まる重要な工程です。

⑤鉄筋工事
墨出しを目印に図面通り鉄筋を組立てます。

⑥ベース枠・コンクリート工事
墨出しを目印にベース枠を設置し、コンクリートを打設します。

⑦立ち上がり枠工事
ベースコンクリートの上に鉄筋を囲むように立ち上がり枠を設置します。
この枠組の位置は柱に合わせるためほぼ室内の間取り通りになります。

⑧アンカー設置
基礎と建物を繋ぐ金具の設置です。

⑨立ち上がりコンクリート工事
立ち上がり型枠にコンクリートを打設します。
この立ち上がり枠は基礎の高さにあたります。

⑩立ち上がり枠解体工事
コンクリートが硬化した後型枠を外します。

⑪埋め戻し
基礎の周辺を土で埋め戻し転圧し締固めます。

⑫土間工事
玄関部や車庫部分等にコンクリートを敷き均します。

⑬敷地内の最終片付け
最後に現場内の清掃を行い終了です。

男女関係なく働けますか?

現在全職人が男性ですが、5~6年前までは女性の職人も働いていました。『現場で働きたい』という思いが強くあれば大歓迎です。

社長は以前、イギリスで庭をデザイン・メンテナンスをする仕事をしていたことがあり、東京のガーデンショーで金賞を獲得しました。その経験から、いずれは会社で庭や外構工事に関する部署を立ち上げることも視野に入れています。建築現場に比べると女性が働きやすい環境になると思うので、今後に期待してください。

働く高校生にメッセージをお願いします!

初めからやりたい仕事が決まっている方は多くないと思います。なんとなくこの業界に就職する方がいても問題ありません。当社は、資格取得の支援制度が充実している上に、キャリアステップが明確なので、続ければ続けるほど″プロフェッショナル″に近づけます。

自分では『まだ初心者だから』と思っていても、お客様からすると何年目でも現場に出ればみんなプロです。たくさん失敗を経験し、成長して少しでも早くお客様の期待に応えられるような職人になってほしいです。

この業界はお客様だけではなく、別の業者との関わりもあります。現場で働き続けてきたベテラン職人や、色々な業種を経験してきた方など、さまざまな人と出会え、価値観が広がります。

何年働いていても新しく学べることや刺激がある仕事です。
この仕事や会社に興味を持ってくれたら嬉しいです。
猫のジジと皆さんの入社をお待ちしています。